スキューバダイビングをいざ始めようとした際にライセンス取得費用のみに着眼してしまいがちですが、実はそれ以外にも検討する必要があるのが「ダイビング保険」です。「え!?保険って必要?」そう思う方もおられると思いますので今回はダイビング保険についてお話しします。
目次
ダイビング保険って何??
Cカードを取得したダイバーは、自己責任で自分やバディのことを守らなければいけません。どんなに慎重になっていたとしても、不慮の出来事はどんな場面でも起こりえます。
そんなケースに応えて、ダイビング保険を販売している保険会社はいくつか存在します。さまざまなタイプの保険が販売されていますが大きく分けて日額タイプと月額タイプ、年間タイプの3種類があります。また、旅行保険でまかなうというものもありますが、ダイビングに特化されたものではないので補償内容が異なる場合があるため、事前に調べる必要があります。
そもそも必要??どんなケースに使えるの??
- 往復の移動中の事故や遅延によるキャンセル費用のトラブル
- ダイビング中の怪我(生物による刺し傷、咬み傷やボート上での打撲など)
- 減圧症やその他の潜水障害
- 遭難時の捜索費用(ヘリ捜索となると高額になる)
- 病院までの移動費(最寄りの専門病院が基本的に少ない)
- 治療費や入院費
- 家族を呼ぶ場合の費用(交通費や宿泊代)
- カメラや器材の紛失や盗難
- 人に怪我を負わせた場合
実際に、身近なところで発生していなくとも海へ出かけると様々なシチュエーションで困難に会われている方などはよく見かけます。ダイビングは自己責任で楽しむものですが、海外などでは健康保険は使えませんし、捜索にヘリが数日飛び回るようなことがあった場合、数百万単位での費用が発生する可能性もあります。ダイビング中の事故発生確率は0.002%前後と他のマリンスポーツの中でも低いものとなっていますが、年間30〜60件前後は事故報告が上がっているのも事実ですし、あくまでその件数も海上保安庁に連絡が入った件数でしかないため、実際はもっと多いものと考えられます。
どのような人が事故に遭遇しやすいのか?
ダイビングスクール中の事故よりも認定後のダイバーによる事故発生件数が多いのも特徴です。これは一概には言えませんが認定レベルが低いまま遊びに出かけてしまうダイバーや不慣れなレンタル器材による操作ミスから発生する事故など考えられます。特に初級ランク(必要最低限の知識と技術を学んだダイバー)でのレジャーダイビングや、不慣れなレンタル器材を使ったダイビングをされる方にとってダイビングは安全だから大丈夫!とは言えない実状です。このようなことからも保険の加入はしておいた方が無難と言えます。
- 認定後ブランクがあるダイバー
- 持病を隠して潜られるような方
- リゾートダイバー
- 肥満
- 使い慣れない器材でのダイビング

ダイビング保険や旅行保険の補償内容について
ここからは、各社のダイビング保険を比較していきますが一長一短な特徴があり、皆さんのダイビングライフにあったものを選ぶことが重要です。
1. DAN JAPAN
ダイビングに特化した保険で年間タイプです。入会した時点で、レジャーダイビング保険に自動加入となり、一年単位で更新になります。国内外でのダイビング中に起きた不慮の事故や減圧症治療、遭難時の救助活動などに対して保障があります。
2. エイチ・エス損保
10名まで一度に申し込めるマリンレジャー保険で日額タイプです。出発日当日まで加入可能で、ネットでの申し込みができ簡易的ですが、旅行金中の特定日(ダイビング日)だけの加入はできず、旅行期間全日加入が必須となります。また携行品(器材など)の故障などには適応されません。あくまで人体に関する保険となります。
3. PADIダイバーズ保険
大手ダイビング指導団体が提供しているダイビングに特化した保険で月額タイプです。プランにあった金額設定がされておりご自身に必要なものが選べるのが特徴で、ライトプラン(最も安い)以外で加入すると怪我や入院以外にも携行品や個人賠償責任の補償もついてきます。
4. 損保ジャパン(海外保険)
海外旅行の保険ですが、スキューバダイビングでの事故や入院、日本への移送なども保障となる日額タイプです。旅行出発当日でも申し込めて、保険料は1日刻みだから利用しやすいというメリットがあります。
海外旅行全般が保障になるので、万が一に備えて入っておくと安心です。
5. その他 Dive assure(外資系)
極めて、補償項目が多い外資系の日額タイプ保険でダイビングに特化されています。加入金額は日数や移動場所など細かく設定することで見積もり提示される仕組みです。保険加入金額は高額ですが何よりも「安心が優先」される方はこちらから確認してください
比較表
| DAN JAPAN | エイチ・エス損保 | PADIダイバーズ保険 | 損保ジャパン | |
| 入会金 5,000円 | ー | ー | 例)海外7日間 | |
| 掛け金 | 年額 8,000円 | 日額 500円〜 | 月額 1,119円/2,303円 | 2,870円 |
| 死亡・後遺症 | 100万円 | 500万円 | 100万円/200万円 | 1,000万円 |
| 入院日額 | 日額 8,000円 国内のみ | 日額 10,000円 | 日額 3000円/5,000円 | 治療費として 最大1,000万円 |
| 通院日額 | 日額 5,000円 国内のみ | 日額 2,000円 | 日額 1,000円/3,000円 | ー |
| 賠償責任 | ー | 3,000万円 | 最大2億円 | 1億円 |
| 携行品 | ー | ー | 30万円/50万円 無人場合での被害は対象外 | 30万円 |
| 救援者費用 | 100万円(国内) 600万円(海外) | 200万円 | 200万円 | 100万円 |
一覧にするとわかりやすく各社ごとに特徴が異なるようです。定期的に潜りにいかれる方にとっては毎回加入する煩わしさなどを考えた場合に、月額払いか年払いタイプがお勧めですが、ダイビングを始めたばかりでまだペース配分がわかっていない方にとっては、ダイビング直前にでも加入できる日額タイプがありがたいですね。
ただ、始めたばかりのダイバーでも、レンタル器材を使用する機会が多くなる場合は、ダイビングに特化していない旅行保険では破損などに対応する補償が欠如してしまいますので注意してください。
通うダイビングショップを選ぶポイント
このように、いざダイビングを始める際には頭になかったような保険のことなども費用に考えてお店選びをしましょう。どうしてもCカード取得費用が目立って比較されがちですが意外と抜け落ちてしまうポイントです。せっかく安く始めても高くつくようなお店だったでは元も子もありません。
都市型のダイビングショップの中には「年会費」といったものが含まれるケースもあります。お店によっては数千円から数万円かかるお店も実在します。費用が安い、高いではなく年会費に何が含まれているのかを確認するようにして納得のいくお店を見つけてくださいね。
参考までに、当社が運営するアーチアンドスターズでは年会費が¥4,400かかりますが、年間の国内ダイビング特化型保険が自動付帯していて毎回保険の申し込みをすることなく、先のどの保険と比較しても費用面や補償内容共にお得になっています。
| 年会費 | 年額 4400円 |
| 死亡後遺症 | 700万円 |
| 入院日額 | 日額 10,000円 |
| 通院日額 | 日額 5,000円 |
| 賠償責任 | 1億円 |
| 携行品 | 10万円 |
| 救援者費用 | 300万円 |
まとめ
いかがでしたか?ダイビング保険は、いざというときに頼りになる、ありがたい制度です。危険なスポーツではないとしても、それなりのリスクは常にあり、携行品も高価なアイテムが多くなります。無理して高額な保険を掛ける必要はありませんが、自分に合った保険を納得して選ぶように心がけてくださいね。その中でもやっぱり保険料込みのダイビングショップ選びが楽でお得です。



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